はじめに
家の売却活動を始めて、ついに購入希望者から**「内見したい」**という連絡が!
うれしい反面、
「どこまで掃除すればいい?」
「生活感は全部なくした方がいい?」
「売主は家にいた方がいいの?」
など、初めての内見では分からないことも多いですよね。
特に、現在も住みながら売却している場合、
モデルルームのように完璧な状態にするのは難しいものです。
でも、必要以上に心配する必要はありません。
内見前に大切なのは、家を新品のように見せることではなく、
購入希望者が「ここで暮らしたらどうかな?」とイメージしやすい状態をつくること。
少し片付けたり、明るさやにおいに気を配ったりするだけでも、住まいの印象は変わります。
今回は、家の売却で内見が決まったときに、売主様が準備しておきたい7つのポイントをご紹介します🏠✨
① 最初に見られる「玄関」を整える
内見で最初に目に入る場所が玄関です。
玄関は家の第一印象を決める場所でもあるため、内見前に少し整えておきましょう。
例えば、
- 出ている靴を減らす
- 傘を整理する
- たたきの砂やホコリを掃除する
- 靴箱の上を整理する
- 玄関まわりの荷物を減らす
- においがこもっていないか確認する
など。
家族で暮らしていると、どうしても靴が何足も並んでしまいますよね。
すべて収納する必要はありませんが、普段使わない靴をしまうだけでも、玄関がすっきりして見えます。
また、戸建ての場合は玄関ドアの外側やアプローチ部分もチェック。
落ち葉やゴミなどがあれば、簡単に掃除しておくとよいでしょう。
「家に入った瞬間」から内見は始まっています
室内ばかり気にしてしまいますが、購入希望者は玄関に入る前から住まいを見ています。
門まわり → アプローチ → 玄関 → 室内
までを一度自分でも歩いてみると、気になるところを見つけやすくなります。
② 「全部隠す」より、部屋をすっきり見せる
内見が決まると、
「生活感を全部なくさなきゃ!」
と思ってしまう方もいるかもしれません。
でも、住みながら売却している場合、生活感を完全になくすのは難しいですよね。
大切なのは、物をゼロにすることではなく、
部屋の広さや間取りが分かりやすい状態にすること。
例えば、
- 床に置いてある荷物を減らす
- テーブルの上を整理する
- 洗濯物を片付ける
- 段ボールなど大きな荷物をまとめる
- 家具のまわりを歩きやすくする
といったことから始めてみましょう。
特に床に物がたくさん置かれていると、本来より部屋が狭く感じられることがあります。
反対に床面が見えるだけでも、すっきりした印象になりやすくなります。
🏠購入希望者が見たいのは「暮らし」より「住まい」
「このソファを置いたらどうかな?」
「ここを子ども部屋にできそう」
「ダイニングテーブルはこの辺かな?」
と、購入希望者自身が暮らしを想像できる余白をつくっておくのがポイントです。
③ 水まわりは優先してきれいにする
内見前に全部の部屋を完璧に掃除する時間がない!
そんなときに優先したいのが、水まわりです。
特に、
- キッチン
- 洗面所
- 浴室
- トイレ
は、購入希望者が気にして見ることの多い場所です。
水まわりは汚れやにおいが出やすいため、少し整えるだけでも印象が変わります。
例えば、
- 洗面台の水滴を拭く
- 鏡をきれいにする
- 排水口を掃除する
- キッチンのシンクを整える
- 浴室の髪の毛などを取り除く
- トイレを掃除する
- ゴミ箱の中身を処分する
など、できるところからでOKです。
また、シャンプーや洗剤、歯ブラシなどがたくさん並んでいる場合は、少しまとめておくとすっきり見えます。
💡設備の古さと「清潔感」は別!
築年数が経っている住宅なら、設備が新築のように見えないのは当然です。
無理に新品のように見せる必要はありません。
それよりも、
「丁寧に使われている家だな」
と感じてもらえる状態を目指してみましょう✨
④ カーテンを開けて、室内を明るくする
購入希望者にとって、室内の明るさは気になるポイントの一つです。
内見前には、可能であればカーテンやブラインドを開けて、自然光が入りやすい状態にしておきましょう。
天気が悪い日や夕方など、室内が暗く感じる場合は、照明をつけておくのもおすすめです。
玄関・廊下・洗面所なども、
「内見する人が来てから一つずつ電気をつける」
より、あらかじめ明るくしておくとスムーズです。
また、
- 窓が汚れていないか
- カーテンで窓をふさいでいないか
- 窓の近くに大きな荷物がないか
などもチェックしてみましょう。
ただし「よく見せるために隠す」のはNG
例えば、普段は隣の建物が見える窓なのに、
「見られたくないからカーテンを閉めたままにしよう」
とする必要はありません。
購入希望者にとっては、実際の日当たりや窓からの景色も大切な判断材料です。
できるだけ普段の住環境が分かる状態で見てもらいましょう。
⑤「におい」と「空気」もチェックする
毎日暮らしている家のにおいは、自分では意外と気付きにくいものです。
内見前には少し時間を取って、換気しておくのがおすすめです。
特に、
- 料理
- ペット
- タバコ
- 生ゴミ
- 靴
- 湿気
- 排水口
などのにおいには注意してみましょう。
また、
「いい香りにした方が印象がいいかも!」
と、強い芳香剤や香水を使いすぎるのもおすすめできません。
香りの好みは人によって大きく違います。
香りで隠すというより、
換気して、できるだけ自然な状態にする
くらいがちょうどよいでしょう🌿
エアコンを使う季節なら、暑すぎたり寒すぎたりしないよう、室温にも少し気を配っておくと内見しやすくなります。
⑥室内だけじゃない!収納・庭・バルコニーも整える
「リビングと水まわりだけ掃除したから完璧!」
……と思ったら、もう一歩💡
購入希望者は、室内だけを見ているわけではありません。
例えば、
- クローゼット
- 押入れ
- シューズクローク
- パントリー
- バルコニー
- 庭
- 駐車スペース
- 物置
なども、暮らしやすさを判断する大切なポイントです。
特に収納は、
「どのくらい入るのか」
「奥行きはどのくらい?」
「使いやすそう?」
と確認したい方もいます。
そのため、
「収納の中なら絶対見られないから、とりあえず全部詰め込んじゃえ!」
は要注意🤣
もちろん、生活用品を全部なくす必要はありません。
ただ、扉を開けられる状態にして、収納の広さが分かる程度に整理しておくと安心です。
戸建ての場合は庭や駐車場もチェック。
雑草や落ち葉を簡単に片付けたり、自転車や荷物を整理したりするだけでも、敷地全体が見やすくなります。
⑦内見当日は「説明しすぎない」ことも大切
そして、意外と悩むのが内見当日の対応です。
「せっかく来てくれたんだから、この家の良いところ全部説明しなきゃ!」
と思うかもしれません。
もちろん、実際に住んでいるからこそ伝えられる情報もあります。
例えば、
- スーパーまでの距離
- 通勤・通学の様子
- 日当たり
- 近所の生活環境
- 収納の使い方
- 過去の修繕内容
などは、購入希望者にとって参考になることがあります。
ただし、ずっと後ろについて説明されると、購入希望者がゆっくり室内を確認しにくくなることも。
基本的には不動産会社の担当者に案内を任せて、
質問されたら答える
くらいでも大丈夫です。
💡分からないことは無理に答えない!
設備や契約条件、建物について聞かれて、
「たぶん大丈夫だったと思います!」
と曖昧な回答をするのは避けましょう。
分からない場合は、
「確認してからお伝えします」
でOKです。
売却では、良く見せること以上に、正確な情報を伝えることが大切です。
内見前にリフォームした方がいい?
内見を控えていると、
「壁紙を張り替えた方がいい?」
「古いキッチンを交換した方が売れやすい?」
と考える方もいらっしゃいます。
ですが、大掛かりなリフォームをしたからといって、その費用分だけ高く売れるとは限りません。
購入希望者の中には、
「中古住宅を買って、自分好みにリフォームしたい」
という方もいます。
そのため、
売るためだけに大きな工事をする前に、一度不動産会社へ相談する
のがおすすめです。
一方で、
- 壊れたままの設備
- 開かないドア
- 切れた照明
- 目立つ汚れ
など、比較的簡単に改善できる部分は確認しておくとよいでしょう。
こんな相談がありました
売却を始めて初めて内見の予約が入りました。まだ家族で住んでいるので生活用品がたくさんあります。全部片付けないとダメでしょうか?
住みながら売却している場合、生活感を完全になくす必要はありません。
まずは、
- 玄関を整える
- 床やテーブルの物を減らす
- 水まわりを掃除する
- カーテンを開ける
- 換気する
といったところから始めてみましょう。
大切なのは、
購入希望者が「部屋の広さ・間取り・暮らしやすさ」を確認できること。
モデルルームのような完璧さを目指す必要はありません。
「ここに住んだらどんな暮らしになるかな?」
と想像しやすい状態を意識してみましょう🏠🌿
内見前のチェックリスト
玄関・第一印象
□ 靴を整理した
□ 傘や荷物をまとめた
□ 玄関の砂・ホコリを掃除した
□ 玄関まわりのにおいを確認した
□ 戸建ての場合はアプローチも確認した
室内
□ 床に置いている荷物を減らした
□ テーブルの上を整理した
□ 洗濯物を片付けた
□ 部屋の中を歩きやすくした
□ カーテン・ブラインドを開けた
□ 必要な照明をつけた
水まわり
□ キッチンを整えた
□ 洗面台・鏡を掃除した
□ 浴室を確認した
□ トイレを掃除した
□ 排水口やゴミ箱のにおいを確認した
そのほか
□ 内見前に換気した
□ 強すぎる芳香剤を使っていない
□ 収納を確認できる状態にした
□ バルコニーを整理した
□ 庭・駐車場を確認した
□ ペットがいる場合の対応を決めた
□ 貴重品・個人情報が分かるものを片付けた
不動産サポーターからひとこと
内見が決まると、
「家中を完璧にきれいにしないと!」
と焦ってしまう方もいらっしゃいます。
でも、特に住みながら売却している場合、モデルルームのような状態にするのはなかなか難しいものです。
大切なのは、完璧にすることではなく、
購入希望者が住まいそのものを見やすい状態にすること。
- 玄関を整える。
- 床の物を少し減らす。
- 水まわりを掃除する。
- カーテンを開ける。
- 換気する。
まずは、できることからで大丈夫です。
内見の準備や当日の対応について分からないことがあれば、事前に担当者へ確認しながら進めていきましょう🏠✨
よくある質問
Q. 内見前に家中を大掃除した方がいいですか?
A. 必ずしも家中を完璧にする必要はありません。まずは玄関・リビング・水まわりなど、目につきやすい場所から整えてみましょう。床やテーブルの物を減らすだけでも、部屋の広さが伝わりやすくなります。
Q. 収納の中も見られますか?
A. 購入希望者が収納量や奥行きを確認したい場合、クローゼットなどを見たいと言われることがあります。生活用品をすべてなくす必要はありませんが、収納の広さが確認できる程度に整理しておくと安心です。
Q. 売主は内見中も家にいた方がいいですか?
A. 状況によって異なります。不動産会社の担当者が案内する場合には、担当者へ任せた方が購入希望者がゆっくり見やすいこともあります。居住中の場合など、当日の対応について事前に担当者と相談しておきましょう。
Q. ペットがいる場合はどうすればいいですか?
A. 購入希望者の中には動物が苦手な方やアレルギーがある方もいます。可能であれば内見中の居場所を決めておき、毛やにおいなども確認しておくとよいでしょう。
Q. 内見前にリフォームした方が売れやすくなりますか?
A. 必ずしも必要ではありません。購入後に自分好みにリフォームしたい方もいるため、大規模な工事をする前に不動産会社へ相談することをおすすめします。
Q. 内見で家の悪いところを聞かれたらどうすればいいですか?
A. 把握している不具合などについては、正確に伝えることが大切です。分からないことは無理に答えず、「確認してお伝えします」として担当者へ確認しましょう。
まとめ
家の売却で内見が決まったら、
「完璧な家にしなきゃ!」
と考える必要はありません。
内見前に意識したいのは、
- 玄関を整える
- 室内をすっきり見せる
- 水まわりをきれいにする
- 室内を明るくする
- 換気・においを確認する
- 収納・庭・バルコニーも整える
- 当日は説明しすぎず、質問には正確に答える
という7つのポイントです。
そして一番大切なのは、
購入希望者が「この家で暮らす自分」をイメージできること。
生活感を完全になくす必要はありません。
ほんの少し物を整理したり、明るくしたり、空気を入れ替えたりするだけでも、住まいの印象は変わります。
大切に暮らしてきた家の良さがきちんと伝わるように、できるところから準備して内見当日を迎えましょう🏠🌿
お問い合わせ
家の売却や内見について、「何を準備すればいいか分からない」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。
不動産サポーターが、売却活動から内見、契約・引渡しまで、一つひとつ分かりやすくサポートいたします。
