家を買うとき、物件価格以外にいくらかかる?知っておきたい諸費用を分かりやすく解説

はじめに

気になる物件を見つけて価格を見ると、

「3,000万円か。住宅ローンを組めれば買えそう!」

と思いますよね。

でも、家を購入するときに必要なお金は、物件価格だけではありません。

契約や登記、住宅ローン、保険など、購入に伴ってさまざまな費用がかかります。

さらに、

「引っ越しをしたい」
「新しい家具を買いたい」
「中古住宅だから少しリフォームしたい」

となれば、住み始めるまでにもお金が必要です。

そこで大切なのが、

「物件価格」ではなく「購入全体でいくら必要になる?」と考えること。

今回は、家を購入するときに物件価格以外で必要になる主な費用と、忘れずに考えておきたい購入後のお金について分かりやすくご紹介します💰✨

目次

① そもそも「諸費用」って何?

住宅購入でいう諸費用とは、物件そのものの代金とは別に、購入手続きなどに伴って必要になるさまざまな費用のことです。

例えば、

  • 仲介手数料
  • 登記に関する費用
  • 住宅ローンに関する費用
  • 税金
  • 火災保険料など

があります。

ただし、すべての住宅購入で同じ費用がかかるわけではありません。

新築か中古か、戸建てかマンションか、住宅ローンを利用するか、誰から購入するかなどによって必要な費用は変わります。

そのため、

「物件価格が予算内だから大丈夫!」だけで判断しない

ことがポイントです。

購入を検討するときには、物件価格に加えて諸費用も含めた「総額」を確認しておきましょう💡

②仲介で購入する場合は「仲介手数料」

不動産会社の仲介によって住宅を購入する場合、仲介手数料がかかることがあります。

仲介手数料は、不動産会社が、

  • 物件の紹介
  • 内見
  • 条件の調整
  • 契約手続き
  • 引渡しまでのサポート

などを行ったことに対して支払う報酬です。

宅地建物取引業者が受け取れる仲介手数料には法律上の上限が定められています。

ただし、すべての売買で仲介手数料が発生するとは限りません。

例えば、不動産会社自身が売主となっている物件をその会社から直接購入する場合など、取引形態によっては仲介手数料がかからないケースもあります。

物件情報を見るときには、

「売主」なのか「仲介(媒介)」なのか

も確認してみましょう🏠

③所有者が変われば「登記」に関する費用も

住宅を購入すると、不動産の所有者が変わったことなどを登記します。

その際に関係するのが、

登録免許税や司法書士へ依頼する場合の報酬などです。

また住宅ローンを利用し、金融機関が土地や建物に抵当権を設定する場合には、抵当権設定登記も関係します。

一口に「登記費用」といっても、

  • 土地・建物の状況
  • 住宅ローンの利用
  • 登記の内容
  • 税の軽減措置を利用できるか

などによって金額は変わります。

そのため、ネット上にある金額をそのまま自分のケースに当てはめるのではなく、購入する物件に応じた見積もりを確認することが大切です💡

④住宅ローンにも費用がかかる

住宅ローンというと、

「借りた金額+利息を毎月返すもの」

というイメージが強いですよね。

でも、住宅ローンを利用するときにも費用が発生することがあります。

代表的なのが、

  • 融資事務手数料
  • 保証料
  • 契約に関する費用
  • 抵当権設定登記に関する費用

などです。

ただし、金融機関や住宅ローンの商品によって仕組みは異なります。

例えば保証料についても、

  • 最初にまとめて支払うタイプ
  • 金利に含まれるタイプ
  • そもそも保証料を設けていない商品

などがあります。

住宅ローンを比較するときは、金利だけを見て、

「こっちの方が安い!」

と決めるのではなく、

借入時にかかる費用も含めて比較する

ことが大切です💰

⑤税金・保険も忘れずに確認

住宅購入には、さまざまな税金も関係します。

例えば取引内容などに応じて、

  • 印紙税
  • 登録免許税
  • 不動産取得税

などが関係します。

また、住宅ローンを利用する際などに火災保険への加入が必要になるケースもあります。

火災保険についても、

  • 建物の構造
  • 補償内容
  • 保険期間
  • 地震保険を付けるか

などによって保険料は変わります。

ここで覚えておきたいのが、

税金や保険は「みんな同じ金額」ではない

ということ。

住宅に関する税金には一定の要件を満たした場合に利用できる軽減措置などもあるため、購入時点で適用できる制度を確認しておきましょう。

⑥「家を買う費用」だけでなく「住み始める費用」も!

ここ、意外と忘れやすいところです💡

無事に住宅を購入できても、その翌日から何も買わずに生活できるとは限りません。

例えば、

引っ越し

家族の人数・荷物の量・移動距離・時期などによって費用が変わります。

家具・家電

新居に合わせて、

  • カーテン
  • 照明
  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • ダイニングセット
  • ソファ

などを購入することもあります。

一つずつは想定していても、まとめて購入すると意外と大きな金額になることも。

リフォーム・修繕

特に中古住宅では、

「クロスを張り替えたい」
「給湯器を交換したい」
「水まわりを新しくしたい」

など、入居前に手を加えたい場所が出てくることがあります。

そのため住宅購入では、

「物件を買える予算」+「気持ちよく新生活を始める予算」

の両方を考えておくと安心です🏠✨

⑦購入した“あと”にかかるお金も考えておこ

住宅購入は、引渡しを受けたらお金の支払いが終わるわけではありません。

購入後には、住宅ローンの返済以外にも費用が発生します。

例えば戸建てなら、

  • 固定資産税など
  • 火災・地震保険
  • 外壁や屋根のメンテナンス
  • 給湯器など設備の交換
  • 庭や外構の維持管理

など。

マンションなら、

  • 固定資産税など
  • 管理費
  • 修繕積立金
  • 駐車場・駐輪場使用料など

が関係することがあります。

特に修繕費は、

「今壊れていないから0円!」

とは考えない方が安心です。

建物や設備は、長く住んでいればメンテナンスや交換が必要になる時期がやってきます。

住宅ローンの返済額だけで家計を考えるのではなく、

「家を持ち続けるために必要なお金」

まで含めて資金計画を立てておきましょう💰

「諸費用は物件価格も〇%」だけで決めない

住宅購入について調べていると、

「諸費用は物件価格の○%程度」

といった目安を目にすることがあります。

おおよその予算を考える材料にはなりますが、実際に必要な金額は、

  • 新築・中古
  • 戸建て・マンション
  • 売主・仲介
  • 住宅ローンの内容
  • 物件価格
  • 登記内容
  • 保険内容

などによって変わります。

そのため、購入を具体的に検討する段階では、

「この物件の場合、総額はいくらになりますか?」

と確認するのがおすすめです。

「だいたい○%だから大丈夫」ではなく、自分が購入する物件の資金計画表や見積もりで確認することが大切です✨

お金が必要になるタイミングも確認しよう

諸費用でもう一つ大切なのが、

「いつ支払うの?」

ということ。

住宅購入では、すべてのお金を同じ日に支払うとは限りません。

例えば取引内容によって、

📝売買契約時
手付金・印紙税など

🏦住宅ローン手続き時
ローンに関する各種費用など

🔑決済・引渡し時
残代金・登記関係費用・仲介手数料など

🏠入居前後
引っ越し・家具家電・リフォームなど

と、複数のタイミングでお金が必要になることがあります。

※実際の支払時期や支払方法は契約・取引内容によって異なります。

総額だけではなく、

「いつまでに、いくら用意する必要がある?」

まで確認しておくと、資金計画が立てやすくなります💡

こんなご相談がありました

3,000万円の物件なら、3,000万円の住宅ローンを組めれば購入できると思っていました。ほかにもお金が必要なんですか?

住宅購入では、物件価格以外にも、取引内容に応じて仲介手数料・登記費用・住宅ローン関係費用・税金・保険料などが必要になることがあります。

さらに、

  • 引っ越し
  • 家具・家電
  • リフォーム

なども考えると、住み始めるまでに必要なお金は物件価格だけではありません。

そのため、

「3,000万円の家を買う」=「必要なお金は3,000万円だけ」

とは限らないんです。

物件を具体的に検討するときには、購入から入居までに必要になる総額を確認しておきましょう🏠✨

住宅購入のお金チェックリスト

  • 物件価格を確認した
  • 仲介手数料が必要な取引か確認した
  • 登記にかかる費用を確認した
  • 住宅ローンの手数料・保証料などを確認した
  • 税金について確認した
  • 火災保険・地震保険について確認した
  • 手付金など契約時に必要なお金を確認した
  • それぞれの支払時期を確認した
  • 引っ越し費用を考えた
  • 家具・家電の購入費を考えた
  • リフォーム・修繕費を考えた
  • 購入後の固定資産税などを考えた
  • 戸建ての将来的なメンテナンス費を考えた
  • マンションの場合は管理費・修繕積立金などを確認した
  • 購入後も手元に残すお金を考えた

不動産サポーターからひとこと

住宅購入のお金を考えるときは、どうしても物件価格や毎月の住宅ローン返済額に目が向きがちです。

でも大切なのは、

「家を買えるか」だけではなく「買ったあとも無理なく暮らしていけるか」。

諸費用や引っ越し費用、購入後の維持費まで事前に整理しておくことで、より安心して住まい選びを進められます。

「この物件の場合、実際にはいくら必要?」

そんな段階からでも、一つずつ確認しながら資金計画を考えていきましょう🏠

よくある質問

Q. 諸費用は物件価格に含まれていますか?

A. 一般的に物件広告などに表示されている販売価格とは別に、仲介手数料や登記費用、ローン関係費用などが必要になることがあります。購入する物件・取引内容ごとに確認しましょう。

Q. 諸費用も住宅ローンで借りられますか?

A. 金融機関や住宅ローン商品によっては、一定の諸費用を含めて借りられる場合があります。ただし対象となる費用や条件は異なるため、利用予定の金融機関へ確認が必要です。

Q. 仲介手数料は必ずかかりますか?

A. 必ずではありません。不動産会社の仲介によって売買する場合などに発生します。不動産会社が売主となって直接販売している物件など、取引形態によっては仲介手数料が発生しないケースもあります。

Q. 中古住宅は購入後のお金を多めに考えた方がいいですか?

A. 建物や設備の状態によっては、リフォームや設備交換などが必要になることがあります。購入前に建物の状態や修繕履歴などを確認し、必要になりそうな費用も含めて検討することがおすすめです。

Q. 諸費用は現金で用意しておいた方がいいですか?

A. どの費用を現金で用意する必要があるかは、住宅ローンや契約内容などによって異なります。支払時期もそれぞれ違うため、購入前に「いつ・何を・どの方法で支払うのか」まで確認しておきましょう。

まとめ

家を購入するときに必要なのは、物件価格だけではありません。

取引内容によって、

  • 仲介手数料
  • 登記に関する費用
  • 住宅ローンに関する費用
  • 税金・保険
  • 引っ越し費用
  • 家具・家電・リフォーム
  • 購入後の維持費

なども考える必要があります。

そして大切なのは、

「3,000万円の家だから、必要なお金も3,000万円」と考えないこと。

物件価格だけではなく、

購入するまで
↓
引渡し
↓
入居
↓
住み始めたあと

まで含めて資金計画を考えてみましょう。

必要なお金を事前に把握しておけば、購入後の生活にも余裕を持ちやすくなります。

「いくらの家が買える?」だけではなく、「いくらなら安心して暮らせる?」

という視点も大切にしながら、無理のない住まい選びにつなげていきましょう🏠✨

お問い合わせ

住宅購入にかかる費用や資金計画について気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

不動産サポーターが、物件価格だけでなく購入に必要な費用も一緒に確認しながら、お客様の住まい探しをサポートいたします。

この記事を書いた人

不動産取引の「不透明なコスト」や「分かりにくさ」を解消し、お客様が納得感を持って一歩踏み出せるよう、専門的な視点から情報発信を行っています。
仲介手数料の仕組みから、物件の資産価値、賢い予算の組み方まで、業界の裏表を知るプロの目線で、皆さまの住まい探しを誠実かつスムーズにサポートいたします。